日清医食(4315)ワタキューがTOBで完全子会社化

2010-08-13
  医療・福祉施設向け給食受託最大手の日清医療食品 <4315> は、12日開催の取締役会において、ティ・エフ・ダブリュ(公開買付者)による当社株式に対する公開買付けに対し賛同の意見を表明すると共に、株主に対し本公開買付けへの応募を推奨する決議した。親会社のワタキューセイモアが、100%子会社の公開買付者を通じ、当社をワタキューの完全子会社とすることを目的として行われ、日清医療食品は上場廃止となる。(買付期間は8月16日から10月4日までの34営業日、買付価格1株1,740円、買付前の特別関係者の所有割合67.37%、買付予定株式数28,800,716株、買付代金50,113,245,840円)

  給食受託業界においては、「病院・介護老人保健施設・介護老人福祉施設の食事サービスの受託」は成熟期を迎えつつあり、コストパフォーマンスに対するより厳しい選別や業種・業態を越えた競争が進んでいる。当社のマーケットシェア(受託床数ベース)は07年3月期には連結ベースで25.8%だったものが、10年3月期には連結ベースで23.8%まで低下し、売上高の増加率も継続的に低下しつつあり、業容の拡大に翳りが見え始めている。更に今後、介護保険制度や医療保険制度の改正、あるいは消費税等の税制改正によるより一層の値下げ圧力の高まり、大手外資系の参入や総合商社等の進出、人口の減少等により、当社の主力事業を取り巻く経営環境はより一層厳しさを増すことが見込まれる。

  このような経営環境に対する厳しい認識の下、これまでもワタキューに加えて、ワタキューの子会社であり院外調剤薬局事業を営むフロンティア、同じく在宅用福祉用具のレンタル・販売及び在宅介護のための住宅リフォームを営むハートウェルのワタキューグループ3社と当社は、グループ・シナジーを創出すべく協議を重ね、営業面において顧客の相互紹介等様々な施策を実行してきたが、更なる効果的なグループ・シナジーの創出のため、ひいては、厳しさを増す経営環境のもと、当社の競争優位を引き続き維持し、将来にわたって安定的かつ持続的に当社の企業価値を向上させていくためには、当社のみならずワタキューグループ全体で、経営資源の選択と集中を図りながら、経営戦略を実践することが必要であると考えるに至った。

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