M&Aニュース
企業の資金調達と負債残高10年ぶり増加
2006-06-16
日銀が6/15日発表した2005年度の資金循環統計によると、金融機関を除く民間企業が資金調達した金額(新規調達から返済を差し引いた金額)は12兆2000億円となり、10年ぶりに増加に転じた。過剰債務の圧縮にメドをつけた企業が株式発行や銀行借り入れを積極的に活用し、設備投資やM&A(企業の合併・買収)向けなどの資金調達に動いた模様だ。
企業が抱える金融負債残高(借り入れや株式・出資金、社債などの合計。簿価ベース)は06年3月末時点で841兆円と、年度末ベースでは10年ぶりに増加に転じた。バブル崩壊後に過剰債務を抱えた企業は借金の返済を優先、負債を圧縮してきたが、ようやくこうした傾向に歯止めがかかった。
企業が抱える金融負債残高(借り入れや株式・出資金、社債などの合計。簿価ベース)は06年3月末時点で841兆円と、年度末ベースでは10年ぶりに増加に転じた。バブル崩壊後に過剰債務を抱えた企業は借金の返済を優先、負債を圧縮してきたが、ようやくこうした傾向に歯止めがかかった。
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