パナソニック(６７５２)三洋電機とパナ電工を完全子会社化

2010-07-29

　　パナソニック <6752> は、２９日、連結子会社で５０．０５％を保有する三洋電機 <6764> と５１％を保有するパナソニック電工 <6991> の株式を公開買付けにより完全子会社化すると発表した。また、同日、両子会社の取締役会は、本公開買付けに賛同を表明し、株主に本公開買付けへの応募を勧める旨の決議を行った。三洋電機の普通株式１株１３８円、買付代金４２２，２０６百万円、パナソニック電工の普通株式１株１，１１０円、買付け代金３９６，１７３百万円、公開買付け等の期間は、８月２３日から１０月６日までの３１営業日。三洋電機およびパナソニック電工の普通株式は上場廃止となる。

　　パナソニックグループでは、２０１８年の創業１００年に向けて、三洋電機の太陽電池事業やパナソニック電工のＬＥＤ事業を成長分野として、「エレクトロニクスＮｏ．１の『環境革新企業』」を目指すビジョンを打ち出しており、完全子会社化による意思決定の迅速化とグループ･シナジーの最大化を実現し、グループ全体の企業価値の最大化を図る。２０１２年１月を目処に３社の事業・販売部門を統合・再編し、中国やインドをはじめ成長著しいアジア市場での展開加速と、グローバル競争を勝ち抜く体制構築を推進する。