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サンシティ(8910)民事再生手続10月27日で上場廃止

2011-10-12
  マンション分譲で東北首位のサンシティ <8910> は、10月12日に仙台地方裁判所より、民事再生手続き開始の決定が下された。同社株式は10月27日付で上場廃止となる。11年7月末現在の負債総額は約24,888百万円。

  サンシティは、1992年の設立、分譲マンションの販売代理事業からスタートし、95年には分譲マンションの開発及び販売事業に参入し、東北6県の地方衛星都市を中心に分譲マンションの供給エリアを順調に拡大し、2002年に店頭公開、04年に賃貸用マンションや商業施設を開発して不動産ファンド等の機関投資家に一括売却する不動産流動化事業に進出し業績を拡大、06年に東証一部上場を果たした。

  07年度の決算期においては、売上高700億円、営業利益62億円超を記録したが、08年秋頃からの米国サブプライムローン問題を端とする金融市場の混乱と信用収縮により、業績は悪化の一途を辿り、3期連続で大幅な営業損失を計上、今期見込みは売上高70億円とピーク時の10分の1まで縮小していた。

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