M&A成約事例・実績
ご成約者インタビュー 
それぞれの選択

M&Aご成約者事例
#85

井上 原田
井上 原田

永続できる組織作りで100年企業を目指す

公共工事の円滑な進捗に、なくてはならない発注者支援業務のプロフェッショナルとして、信頼を積み重ねてきた株式会社ウエルアップ。各種社会基盤の整備に寄与しながら着実に成長を果たしてきた同社は、2024年、大日本ダイヤコンサルタント株式会社へ株式譲渡によるM&Aを行った。なぜM&Aを考え、譲渡先に大日本ダイヤコンサルタント株式会社を選んだのか。株式会社ウエルアップ創業者の井上 晃 様、同社 代表取締役社長の尾花 弘教 様、大日本ダイヤコンサルタント株式会社 代表取締役社長 原田 政彦 様に話を伺った。

  • 譲渡企業

    会社名
    株式会社ウエルアップ
    所在地
    奈良県奈良市
    事業内容
    建設コンサルタント
    資本金
    5,000万円
    従業員数
    86名
    M&Aの検討理由
    事業を承継するため、更なる成長発展のため
  • 譲受企業

    会社名
    大日本ダイヤコンサルタント株式会社
    所在地
    東京都千代田区
    事業内容
    建設コンサルタント
    資本金
    13億9,900万円
    従業員数
    1,278名
    M&Aの検討理由
    既存事業(特に発注者支援業務)の強化のため

公共事業への信頼獲得と共に会社への期待も高まっていった

まずは、株式会社ウエルアップの事業内容、および沿革についてご紹介ください。

井上
株式会社ウエルアップ 顧問(元代表取締役) 井上 晃 様(以下、井上)

発注者支援業務をメインとする建設コンサルティングに従事しています。主に国土交通省から業務を受けて、発注者に代わって施工管理などを行っています。得意とするのは行政事務補助で、各行政機関の支援をしています。

私はもともと公務員として、農林水産省に勤務していました。事務職として7年間勤めた後、何か新しいことにチャレンジしたいと転職を考えるようになりました。農水省で働きながら勉強し、宅地建物取引士を取得していたので、その資格を生かして不動産会社に転職しました。そこで、営業や採用、店舗運営、契約書関係の業務を一通り経験しました。

最終的には営業所長として、社員たちに営業をさせていたのですが、その立場に違和感を覚えるようになりました。要するに、自分で営業をしたりマニュアルを作成したりするのではなく、部下たちに指示だけする立場が私には馴染まなかったため、再度転職をしようと思い、選んだ先が、小さな建設コンサルタント会社でした。

 

不動産の仕事を経験したものの、実際に仕事としてモノづくりをした経験はしたことはありませんでした。そのため、モノづくりやなぜか作業服にも憧れを持っていました。建設コンサルタントという仕事があることを知った時に、“自分がやりたかったことに近いな”と直感的に思い、勤めてみようと思ったのです。そこが大きなターニングポイントとなりました。

 その会社では、阪神高速の資料整理や施工管理、水資源開発公団(現:独立行政法人水資源機構)の発注者支援業務に従事し、設計の手伝いをしていたのですが、どうしても作業服が着たかったため、自らが進んで現場技術業務を経験し、自分には“向いている仕事”だと感じました。特に営業という立場としては、“ここに行けば仕事がある”という勘所がつかめたので、私にとっては非常に仕事がとりやすく感じていました。

 発注者支援業務や現場技術業務は、あまり芳しくはなかった当時の景況感のなかでも安定していました。リーマンショックの時代になっても公共事業は止まらず、おそらく予算も増え続けていました。その波に乗って、自分で会社を立ち上げようと考えました。元々、私は人に使われるのがあまり好きではなく、“この仕事であれば自分で起業してやっていける”と思ったのです。

 最初は私一人の個人会社として運営し、大手のコンサルタントなどから業務を請け負っていましたが、顧客の要望に応えながら現場に入れるコンサルタントを増やしていきました。公共事業の需要の拡大は止まらず、私たちの会社への期待と依頼は絶え間なく続いていきました。

“もう逃げられない。会社をつぶせない”という思い

安定した顧客と需要があり、スタートから順調に業績が推移していった会社です。M&Aを考えるようになったきっかけはどのようなものだったのでしょう。

井上
井上

当然、会社が安定していたときには、事業承継について意識したことはありませんでした。しかし、今から5年前に国土交通省などから直接受注できる元請けの立場になったことで、私の気持ちが変わりました。もちろん、元請けになるためには実績が必要で簡単ではありませんでしたし、ずっと元請けになることを目標にしてきました。しかし達成感を覚えると同時に、正直言って“もう逃げられない。会社をつぶせない”という思いも生まれてきました。

 事業承継についても真剣に考えなければと、当時、小学校の教員をしていた息子を入社させました。しかし、息子は2年ほど経過して「やはり教員に戻りたい」と退職してしまいました。そこで社内から承継できる人を探そうと思い、360度評価(上司、同僚、部下など、さまざまな立場の人の意見を募って従業員の評価をする手法)をして、「私以外の社員の誰なら会社を継げると思うか?」という調査を行いました。社員からの評価が高かった社員に承継について相談をしたのですが、“責務が重い”と断られてしまいました。

そんなとき、以前、ウエルアップの社員として働いていた尾花から、「社長をやらせてもらえないか」と申し出がありました。尾花は、ウエルアップが創業間もない頃に私と一緒の現場になったことがあり、その時から優秀な人間だと思っており、縁があって入社してもらいました。私が人としてほれ込んでいたのですが、残念ながら家業を継ぐために退職し、以降も付き合いが続いている状態でした。

尾花さんはなぜウエルアップの後継者として名乗り出たのですか。

尾花
株式会社ウエルアップ 代表取締役社長 尾花 弘教 様(以下、尾花)

家業を継いで、橋を点検する会社を経営していたのですが、既存業務だけでは従業員の成長やスキルアップにつながらないのではないか、という懸念がありました。私自身、20代の頃に経験した発注者支援業務が糧となっていたので、自身がウエルアップで学んだように、従業員たちにも同じように学ばせたいという気持ちがありました。また、志半ばで退職してしまったことを不義理に感じていたこともあり、“自分で役立てるなら”という気持ちがありました。会社がウエルアップで、井上さんだからこその決断でした。

井上

尾花には現場技術員の経験があり、私たちの事業を理解しています。人柄も申し分ありません。尾花に継いでほしいという気持ちは強くあって、実際に経営は任せたのですが、資本は別問題だと思っていました。すでに私たちの事業は大きくなり、個人の領域を超えていました。ここまで来たら、今の従業員たちが“自分の子供を入社させたい”と思うような会社になってほしいですし、会社が永続するためにはどのようなカタチが最適なのか真剣に考えました。将来的に相続が発生することを考えても、“M&Aもひとつの選択肢ではないか?”と思うようになっていました。

どのようなきっかけからM&Aキャピタルパートナーズとの出会いがあったのでしょうか。

井上

当時、いくつかの仲介会社からお手紙がきていたので、M&Aキャピタルパートナーズを含む数社と面談をさせてもらいました。どこの仲介会社も“いくらで売却できます”みたいな、お金ありきの提案をしてくるのですが、私の意図するところはお金ではありません。M&Aキャピタルパートナーズの高橋さんは最初から私の意図をきちんと酌んだ提案をしてくれて、理想に近い会社を具体的に挙げてくれました。非常に好印象でした。

どのように話が進んでいったのでしょうか。

高橋
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 企業情報部 主任 高橋 祐基(以下、高橋)

井上様から業界のことなどを教えていただきながらご提案をさしあげました。「こういう先は従業員が嫌がる」というところなども細かく教えていただきながら、お相手になり得る会社を数社ご紹介しつつ、井上様が叶えたいことをうかがっていきました。

井上

情報量の多さを感じていました。提案を受けて、どういう会社が良いのか、また反対にどのような会社は嫌なのかという判断ができましたね。重要視したのは、従業員にとって、どういった相手であれば従業員が幸せになれるのかという判断軸です。事業内容が完全に同じ他社と組んでしまうと、従業員の伸びしろがありません。また、私たちが持つ知見以外の部分に重きを置く事業であっても、私たちに学びはないとも考えました。そういった要望を高橋さんに伝えつつ選択をしていきました。

そして、今回のお相手となった、大日本ダイヤコンサルタントとの出会いがあったわけですが、高橋さんが同社をご提案した理由はどのようなものだったのでしょう。

高橋

大日本ダイヤコンサルタントとはもともとお付き合いがあり、どのような会社をパートナーに迎えたいと思っているか理解していました。また情報交換を密にしていたので、大日本ダイヤコンサルタントが発注者支援業務に力を入れようとしていることも知っていました。この2社であれば、両者にとってメリットがあるのではないかと考えて提案しました。

「100年続く会社にしたい」という思いを現社長と共有

ここからは、譲受企業である大日本ダイヤコンサルタント株式会社 の原田様にも参加いただいて、お話を聞かせていただければと思います。まずは事業のご紹介からしていただけますか。

原田
大日本ダイヤコンサルタント株式会社 代表取締役社長 原田 政彦(以下、原田)

昨年、大日本コンサルタントとダイヤコンサルタントの合併により誕生した会社です。偶然ですが、2社とも1963年に創業しています。大日本コンサルタントは橋梁設計から始まり、道路関係のコンサルタントまで手を広げていった会社です。一方、ダイヤコンサルタントは資源開発の調査から始まったので、地質の解析などが得意で、そこから手を広げて総合コンサルタントになったという経緯があります。その2社が合併したので、両社の強みであった橋梁分野と地質調査分野については日本でトップの立ち位置にいるとの自負があります。

特に近年、気候変動や自然災害がかなり増えているので、国の国土強靭化計画に基づいた予算も立てられている状況にあります。また街のあり方も変わってきており、新たな“まちづくり”の需要が増えているなか、私たちへの期待も高まっている実感があります。

M&Aに対する貴社の基本的なお考えを教えてください。

原田
原田

我々は4年ほど前から話を進め、2年前に合併しました。そして昨年はボーリング調査の会社にもグループに加わってもらっているので、M&Aに対する拒絶感はありません。

私たちの中期経営計画のなかで、拡大する分野としているのは「脱炭素」「事業マネジメント」「自衛隊施設の建て替え」の3つで、これらを3年間の目標としています。そのなかの自衛隊の施設に関しては、すでに受注しているのですが、設計して工事をすすめるには、どうしても施工管理が必要になるのは当然のことです。準備を進めるなか、施工管理者を社内で育てるか、キャリア採用するか、M&Aをするかなどさまざまな角度から検討を進めているなかで今回の提案がありました。

社内で施工管理技士を教育するとなると時間がかかります。そしてどの会社でも施工管理者は需要があるため、キャリア採用もなかなか難しいのが現状です。社内にも施工管理の部署を作りたいと考えていたので、部署を作る代わりに、他の会社にグループインしてもらうのが最適だろうと思い、話を前に進めたいと考えました。

パートナー企業を迎えるにあたり、どのような会社と組みたいとお考えですか。

原田

当然、良い会社と組みたいと考えます。誠実であり、堅実に経営している会社ですよね。そして、長くビジネスを続けるうえでは社員が若いというのもポイントです。また、この業界は資格を持っていることが必須なので、資格者の人数も条件に挙げています。若い方であれば後に勉強して資格を取ってもらうことも可能ですよね。資格を持っている人が多いということは、会社の姿勢として教育をしていたり資格取得の制度が整っていたりするということ、すなわち、それは継続できる良い会社であると考えます。

ウエルアップは、これらの条件が揃っていることに加えて、実は以前から存在を知っていましたし、尾花社長と一緒に仕事がしたいと思っていました。尾花社長は家業を継がれていた時に一度、一緒に仕事をしたことがありました。人柄を知っていたというのも、今回の判断を下すうえでの大きなポイントになっていました。

トップ面談における井上様の第一印象をお聞かせください。

原田

誠実で堅実、そして創業者としての力を感じました。私は、井上さんとお会いする前から、一緒になりたいと思っていました。面談前から尾花社長に気づいていましたし、ウエルアップという会社を知れば知るほど魅力を感じていたので、トップ面談は答え合わせをしたという感覚でした。

原田様とお会いして、M&Aに対する気持ちはどのように変化したのでしょうか。

井上 高橋
井上

実際に面談することになったのは6社でした。実際に会ってみて、社員たちの生活を向上させてくれるか、知識を吸収できるかという点で判断しようと思いました。その中で、社長が面談にきていただいたのは大日本ダイヤコンサルタントだけでしたので、私たちをきちんと見て判断しようと考えているのだと思いました。実際にお会いすると、原田社長の人柄も良く、優しさが溢れているように感じました。

トップ面談を実施してみて、M&Aに対する気持ちは、8割ぐらい固まりました。尾花社長のこともあったので、正直、100%という気持ちではなかったのですが、原田社長であれば、社員の生活の向上や地位の向上は間違いないと思いました。

高橋

どの相手になるとしても尾花社長に賛同していただく必要があったので、井上様から「M&Aを検討し始める」ということを尾花社長に伝えていただいてはいました。そして具体的に相手などが見えてきた段階で、さらに説明をしていただきました。

井上

尾花は自分でやりたいという気持ちが強かったのですが、私の説明を理解してくれたのだと思います。1人に任せてしまうと、尾花に何かあったときにたちまち会社が立ち行かなくなります。私も個人で仕事をする大変さを理解していますし、永続させるためには組織として仕事ができる体制にしなくてはなりません。責任感を持ってやってくれるのは嬉しいのですが、資本も含めて1人に責任を集中させるのは良くないし、もう、そういう規模ではなくなってきているという点を強く説得しました。

最終的にM&Aをすると決断をしたのはもちろん私ですが、私の希望は伝えずに最後に相手を決めるのを尾花に託しました。結局、最後に残った2社から大日本ダイヤコンサルタントを選んだのは尾花でした。元々尾花と原田社長が知り合いであるとは聞いていましたし、大日本ダイヤコンサルタントを選んでくれて本当によかったと思います。

尾花様は、井上様からM&Aについて相談されたときはどのように思いましたか。

尾花 井上
尾花

単純に、衝撃を受けました。資本についてはあまり考えずに経営を託された以上企業価値を高めることで邁進していきたので、衝撃を感じながらも漠然としていて、“株とかあるのか…”という感覚でした。実際にM&Aをするとなると、自分はどのようなかたちでお役に立てるのか?何をモチベーションとするのか?と疑問は湧いてきます。井上さんから「相手を選ぶように」と言われたときも、自分が家業を継いで苦しかったときに原田社長に助けていただいたという思いはありながらも、だからこそ、“それでいいのか?”と、かなり悩みました。

 

業界の役に立つためにということで、井上さんからも「100年続く会社にしたい」と聞いていました。私はそのために、業績を作るしかないという中期的な目線でしか見えていなかったということに気づかされました。大日本ダイヤコンサルタントは私たちが100年かかってもできないような仕事をしているので、そのノウハウやスキルを吸収できるのではないかと考えるようになりました。そして反対に、私たちの規模だからこそ対応できることもあると思っていて、私は従業員と大日本ダイヤコンサルタントのつなぎ役として機能していくべきだと考えました。

コンサルタントの人柄にほれ込み、ついていった

成約直後のお気持ちを教えてください。

井上

デューデリジェンスでは、社員にもまだ何も伝えていないなかで求められる資料を用意しなくてはならず、なかなか大変だったので、“やっとこぎ着けた”と感じました。正直に言って、寂しい思いもありますが、3年は残るように言われているので、その中で社員との縦と横のつながりを作れるようなお手伝いができたらと考えています。まだホッとするというところまでは行っていないというのが本音です。

今後のビジョンをお聞かせください。

原田
原田

現在の営業範囲は近畿エリアなので、それを全国に広げていきたいと思います。発注者支援や施工管理という仕事自体は、発注者側も技術者不足なので今後も増えると思っています。

これまでは経験のために、全従業員が施工管理の仕事に従事し、発注者サイドにおける人脈づくりと現場を知るという教育の意味で、2年間は現場に出していました。しかし今は忙しくなって、設計をしていると外に出ることが少なくなってしまったため、昔のように戻したいと思っています。

また、発注者支援業務をすべてウエルアップへ移管したいと考えています。
さらに、私たちは専門家集団ですが、発注者支援業務にはゼネラリスト(幅広い知識に精通した多角的な視点を持つ人材)が必要です。どうやって育てようかと悩んでいたので、ゼネラリストの教育をウエルアップに任せたいなと思っています。お互いに協力しながら、うまく人材育成をしていきたいですね。

尾花

私たちはゼネラリストなので、技術力よりは営業力が必要であると感じています。しかし従業員がさらに豊かになるためには幅を広げなくてはいけません。私たちだけでは苦しいところを学んでいきたいと思います。ウエルアップにとってもプラスになりながら、グループとして総合的に数字を作るためにも、原田社長のお話しする方向性に一緒になって向かっていきたいと思っています。原田社長に方向性を示していただけるのであれば、小回りのきく私たちも頑張っていけます。井上さんにもまだまだ社内調整や相談に乗っていただければと思います。

M&Aキャピタルパートナーズはどのようにお役立ちになりましたでしょうか。

井上

高橋さんの人柄にほれ込み、ついていったという感覚です。デューデリジェンスでもかなりお手伝いしていただきました。M&Aキャピタルパートナーズのサポートがなければここまでスムーズに進めることができなかったと思います。

原田 尾花 井上 高橋
原田

彼らは私たちと同じコンサルタントです。コンサルタントに必要なのは知識と積極性、そして経験だと思いますが、高橋さんはそのすべて持ち合わせていたと思います。こちらからの問い合わせに対して、返答がまったくない会社もありますが、M&Aキャピタルパートナーズは常に迅速に反応してくれたので、予定通り速やかに進みました。感謝しています。

高橋

ありがとうございます。大日本ダイヤコンサルタントは上場子会社なので、取締役会などの日程が決まっていますし、連結のスケジュールもあります。そういった意味でも今回は、スピード感が求められるという自覚がありました。

原田

私たちが合併するときは、最初の経営統合に2年間かかりました。それを思うと規模は違いますが、とても速やかに進んだという印象でした。M&Aキャピタルパートナーズがうまく進行してくれたと感じています。

ありがとうございます。最後に、皆さまから、これからM&Aを検討する経営者の方々にメッセージをお願いします。

原田

新規事業に着手しようと考えたとき、社内で人材を育てるか、採用をするか、M&Aをするかという3択になると思いますが、その中でもM&Aが、圧倒的にスピーディだと思います。生産年齢人口はだんだんと縮小していき、企業も淘汰されていくなか、会社を残そうと考えるならば、やはりM&Aは必要であり、有効な手段だと考えます。私たちのような上場企業では管理体制などの話もあり、非上場の会社の方々にとって“敷居が高い”と感じられることがあるかもしれませんが、そんな時には頼りになるパートナーの存在は大きいのではないでしょうか。

井上
井上

30年続く会社は0.02%と言われているなか、私たちは29年目を迎えることができました。中小企業もある程度の規模になると同族会社のまま維持するのは難しいですよね。30年続けてこられた会社を残そうと考えるなら、M&Aを検討するのもひとつの選択肢として有効ではないでしょうか。

高橋

譲り渡すオーナーにとっても、譲り受ける経営者にとっても、M&Aはあくまで選択肢のひとつであると思っています。井上様も5年前はM&Aという選択肢はなかったとは思いますが、外部環境も変化しますし、お気持ちも変わっていきます。選択肢としてM&Aがあるということを知っておいていただければ、状況に応じた判断、検討が可能となります。もちろんM&Aを選ばないというケースもあるので、最終的な決断は別として、まずは私たちをうまく使っていただきながら、情報収集をしていただければと思います。


(左から)尾花様、井上様、原田様、弊社 高橋

文:伊藤 秋廣  写真:藤井 実里 取材日:2024/5/31

担当者プロフィール

  • 企業情報部 主任 高橋 祐基

    企業情報部主任高橋 祐基

    生命保険会社を経て、独立系ブティックでアドバイザリー業務に従事。
    当社参画後は、建設業界の大型M&Aや上場企業からのカーブアウト等、数々の成約実績を有する。建設業界M&Aプロフェッショナルチームメンバー。

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